ハフィントン・ポスト日本版が、いよいよ明日の2013年5月7日に登場しますね。

ひとりの日本人として、日本の言論に影響を与えるサイトの登場は大歓迎。
どんな世界を見せてくれるのか、わくわくしています。


ハフィントン・ポスト日本版が発表になったとき、もうひとつ驚きがありました。
それは、編集長に元上司の松浦さんが就任されることになったこと。

新メディアの立ち上げは、どんなにいいバックがついていても必ず上手くいくとは限りません。
冒険です。その冒険に挑戦する仲間をどう選ぶかが成功の分岐点になりますが、朝日新聞とハフィントン・ポストは適任者を選ばれたのではないかと思っています。

松浦さんは、メディアの立ち上げと運営の経験が豊富です。
ライブドア自体にハフィントンポストをモデルに、BLOGOSを立ち上げ、成功に導いた実績がありますし、また、ライブドアニュース全体も統括していました。


ハフィントン・ポスト日本版は大きな話題を集め、また、編集長も手腕も期待できる。
あとは、松浦さんがどのようにハフィントン・ポスト日本版を運営していくのか、それに興味がありました。


4月23日のItmediaの記事の中には
「ブログとニュースに基づいた専門家とユーザー間の活発な意見交換が行われる幅広いプラットフォームを提供する」
と記載がありましたが、これだけではよくわからない。

あと、ニコニコ超会議で行われた堀江さんとの対談でも

堀江:あー僕は危ないことしか言わないんで。それでさ、ハフィントン・ポストは何をやろうとしているの?

(中略)

堀江:ほら、(コメントで)「まとめのまとめか」って書いてる。わかりやすく説明しないと。そこが大事なところなのよ。みんな、ハフィントン・ポストって言ってるけど、何のことやらわからんと。で、わかりやすく説明しないと、編集長。これでブレイクするか決まってくるんだから。

と、非常に曖昧。これも良くわからなかった。


アップル製品の発売や、最近でいえば村上春樹さんの新作直前までなにも発表しないで話題を獲得するメディア戦略がありますが、ハフィントン・ポストの指示で箝口令が敷かれているのかなと思ってもいました。

しかし、カドカワ・ミニッツブックでは違いました。松浦編集長がぶっちゃけています。

これはインタービューアーとしての根岸さんと、松浦さんが元同僚で同じ仕事を一緒に取り組んだという信頼感があってのことだと思いますが、いままで、曖昧にしていた理由がわからないくらいに、しゃべってる。

ハフィントン・ポスト日本版がどのようなサイトを目指しているのかわからなかった部分がはっきりとクリアになりました。

最強ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」日本上陸! 日本版の編集長が語る「売れるWebメディア」の作り方 (カドカワ・ミニッツブック)
最強ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」日本上陸! 日本版の編集長が語る「売れるWebメディア」の作り方 (カドカワ・ミニッツブック) [Kindle版]




あす、ハフィントン・ポスト日本版がいよいよ出航します。
周りから視て出航は順調そうに見えるのですが、気になるのは、どこに向かうのかという方向です。

松浦さんは読者が読みたい記事を提供する読者ファーストですが、朝日新聞が目指す方向とは異なると思うのです。

たとえば、これから参議院選挙がスタートしますが、安倍政権は、参議院選挙の争点に憲法96条の改正を争点にしようとしています。しかし朝日新聞はそれを阻止する立場。

願わくば、古いイデオロギーやレッテル貼りに左右されるのではなく、読者に高い見識と深く考えるきっかけを与えられるような良質な記事を提供してほしい。

読者ファーストを貫けるか、ここがまさに松浦編集長の船長としての舵取りにかかっていると思います。

期待しています!