ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味 (角川oneテーマ21 C 142)
ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味 (角川oneテーマ21 C 142)

価格: ¥ 720(税込み)
おすすめ度:5-0

マクドナルド社長の原田泳幸さんの本「ハンバーガーの教訓」を読みました。

原田泳幸さんは、コンピューターのappleからマクドナルドへ転身された方で、転身された時は「マックからマックへ」と揶揄されたそうです。ちょうど、その時を知らないので、個人的には残念。

以前、テレビで原田さんの映像をみて、魅力的な人とおみかけしたので何も考えずに、さくっとこの本を買ってしまいました。

タイトルは「ハンバーガーの教訓」とありますが、この本はホワイトカラーやリーダー向けの本で、ハンバーガー産業に限った内容ではありません。タイトルはネタかも。

最近、ホワイトカラー向けの本をよく見かけます。それだけ人々が自分自身のキャリアを悩んでいて、参考に本を購入するのかもしれませんね。

自分が好きな部分はp95 「発想の転換と新たな常識の創出」です。

アップルコンピューター在籍時の原田さんの視点です。
OSの普及率ではマイクロソフトに勝つことはできない。それはつまり、普通にパソコンを買おう、買い替えようとしている人にアップルのOSやハードを売ろうとしても負けるということだ。(中略)
そうした部分で勝負をしていこうと考えるのではなく、それまでパソコンには縁がなかったような人に売っていくことを考えたほうがいいのではないか。


これって、nintendoの岩田社長がDSやwiiを発売した時と同じこと言っていませんか?

これはシェア争いで負けたときは、絶望感が漂うと思います。

そんな絶望の中で、
・同じ方向を向いて開発してもダメだ
・その産業に縁のないまったく新しい人を取り込んでいかないとダメだ

というのはとても大切な視点ではないかとあらためて、思いました。


アップルコンピューターの場合は、確か「デザイン」と「価格」でiMacを登場させました。
DSやwiiの場合は、タッチペンやwiiリモコン、ヌンチャクといった斬新なコントローラーを登場させています。

そういった斬新な方法を思いつくのも大変ですが、考えるのは結構楽しいかもしれませんね。

どういった方が利用してくれていなくて、それはなぜなのか、もしくは、利用するきっかけがない理由を丹念に調べていく作業がまず必要と思いました。

アップルコンピューターやアップルどちらでも、再建を託され、そして見事に再建した原田さんのその力量をかいま見ることができるすばらしい一冊です。